<墓じまい物語>霊園・納骨堂巡りをしました

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実家のこと、母のこと

こんにちは。テキトー主婦のMollyです。

芸術の秋ですね。

我が家の子供たちは、芸術系の部活に所属しているので、この季節は文化祭などで大忙し。
親もそれを観に行ったり、そのついでに部活のお母さんたちとランチしたりと忙しいこの頃。
ま、これも嬉しい忙しさなんですけどね(^^)

さてさて、この前から母の実家の墓じまいについて書いてきていました。

今日は、その続きから書いていきたいと思います。

霊園・納骨堂巡り

改葬(墓じまいのことを改葬というそう)関連業者A社のBさんの提案してくれた引っ越し先の霊園は5か所でした。

いろんな改葬関連業者が送ってきた横浜周辺の沢山の霊園・納骨堂のパンフレットは10件以上、全部で20件ほどあったかと思います。もちろん、場所が叔母達の住んでいるところから遠いものは排除してしかるべきですが、近い霊園・納骨堂も除かれているものがありました。

その理由をBさんに尋ねると

実は、経営上あまり思わしくない霊園とか、設備に問題ありそうな納骨堂が結構あるんです。そういうものは除きました。

とのこと。
日本で霊園や納骨堂が始まってから、まだ数十年。

当初の目論見と違ってあまり顧客を得られなくて経営難になったところや、数十年経って設備の改修に予想以上にお金がかかってしまい、利用者に資金の再調達をせざるを得ない納骨堂などもある、というのです。

そういえば、先日こんなニュースが出ていましたね。

Bさんの采配でこのように危ない霊園・納骨堂は除いて提案してくれたようです。

その5件の中からアクセスしやすい場所にある3件に絞り、見学に行くことにしました。

藤沢市C霊園

こちらは、私の希望する「叔母達の住む地域に比較的近いところ」という要望には合致していないのですが、

お墓参りに行くのも年に数回のことだと思えば、費用面、設備面でこちらも検討の余地ありだと思います。そういうものも一件ご覧になってみたらいかがでしょう?

という提案があり、少し心が揺れたので見に行ってみることにしました。こちらは、Aさんと私の二人で見学に行きました。

<メリット>

①駅から近い
墓石型墓地樹木葬の両方あり。樹木葬も夫婦用家族用など多種
➂屋外で開放的
④永代供養合祀墓から富士山が見える
永代供養料金込み

<デメリット>
①屋外なので天候に左右される
➁霊園内に十数段の階段がある
年間維持管理費が必要

こちらは、墓石型墓地と樹木葬の両方あり納骨人数によっては墓石型と樹木葬の経費は同じくらいになるので、ちゃんとお墓にお参りしたい場合はおすすめ、とのこと。
その上、最後の納骨者が入った後7年後には自動的に永代供養合祀墓に移骨してもらえるとのこと。墓石型の場合でもその場合墓石撤去代を別途支払うことは不要だそう。

確かに。

墓石にちゃんと手を合わせてお参りできるのは、いかにも墓参りという感じで魅力だなあ、とは思いました。富士山が見えるのもいいし。

でも、これから足腰が弱っていく母含め叔母達には、たとえ十数段ほどの階段でも苦になるだろうし、屋外では雨風暑さもこたえそうだな、と思いました。

神奈川区D納骨堂

神奈川区D納骨堂は、叔母達が住んでいる地域からも近く、駅からも徒歩で10分もかからない場所にあります。
こちらは、私と弟で見学に行きました。

このD納骨堂は後方にお寺の本堂があり、そのお寺の墓地代わりだということ。
おそらく都会の納骨堂の走りのようで、館内は結構古い印象を受けました。
機械移動式タイプの納骨堂で、お参りするブースに設置されたスイッチを操作すると箱型の骨壺が目の前まで移動してくるタイプのもの。
情報のモニターには、故人の在りし日の写真数枚が表示され、そちらに向かってお参りすることになるようです。

<メリット>

①駅から近い
➁お参りをする際に、目の前に骨壺が移動してくるので実感が沸く
永代供養料金込み

<デメリット>
機械移動式納骨堂の維持費がかかり、今後固定式に改修予定
➁設備や建物が古い
年間維持管理費が必要

この日は、納骨堂には管理人一人しかおらず参拝している人も無く寂しい感じがしました。ちょっと廃れた感といおうか。

いろいろ聞いているうちに、この機械移動式の納骨システムが経年により劣化してきていて、以前繁忙期に故障し骨壺が移動してこなくてとても困った、という話をしていました。

なので、近々移動式から固定式に改修するつもり、とのこと。

なるほど、納骨堂の走りの時代に喜ばれた、こういった骨壺移動システムが経年劣化で故障する時期に入っているようで、こういったタイプの納骨堂は維持費、改修費がかかるということが問題になっているようでした。

港北区E納骨堂

こちらは、叔母達の住まいから一番近い霊園で、割と新し目。

弟と私の二人で見学に行きました。

無宗派の納骨堂で、骨壺は固定型。すべての骨壺が納められた大部屋を背後にした個別ブースでお参りする形式でした。
ブースに設置されたモニターには、こちらが提供した写真が表示されます。在りし日の故人を映し出したり、ゆかりの地の風景を映し出したりもできます。
年間維持管理費の支払いが途絶えてから2年後に、永代供養合祀墓にすべてのお骨を移してくれるとのことでした。

<メリット>

①叔母達の住まいから近い
➁新しく綺麗
永代供養料金込み

<デメリット>
①骨壺が目の前に無いので、実感が沸きにくい
年間維持管理費が必要

デメリット①で挙げている点については、別途有料の小部屋があり、例えば〇回忌など何かの節目の時にはその部屋を借りることにより骨壺も目の前に置いてお参りする形式をとることもできるとのこと。

また、デメリット➁の年間維持管理費は、納骨堂を運営していくうえで必要不可欠の費用になるので、これが無い方が却って不安だ、ということも色々回ってわかりました。

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E納骨堂を最有力候補に

3箇所を見学してきて、一番印象が良かったのはE納骨堂

新しいので、これまでの都会の納骨堂のいろんなノウハウを集結して造られている感がありました。

費用面では、C霊園が一番高く、D納骨堂とE納骨堂は同じくらいでした。
年間維持管理費はどれも同じくらい1万円前後というところ。

以上から、私と弟の間ではE納骨堂が最善ということで、後日母と叔母達を連れて見学に行くことにしました。

さて、改葬(墓じまい)の手順は次の通りなのですが、ようやく➁が完了しそうなところまできました。

➀関連者で意識合わせをする

➁引っ越し先の霊園、納骨堂を決める

現在の墓地管理者(お寺)へ墓じまいの旨申し出る

改葬申請書を現墓地の市町村へ提出する

改葬許可書の交付を受ける

⑥「魂抜き」の儀式を執り行い、お骨を取り出す

⑦引っ越し先霊園・納骨堂へお骨を納める(魂入れ

⑧現墓石解体、撤去工事をし墓地を返還する

この続きは、また後日書いていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

テキトー主婦のMollyでした。

*素人の意見ですので、実施の判断はご自分の責任でお願いします。
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