<墓じまい物語>費用も判明!お世話になったお寺に墓じまいの旨申し出ました

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実家のこと、母のこと

こんにちは。テキトー主婦のMollyです。

爽やかな秋晴れの日が続いていますね。

なんでも、今日は皆既月食があるそうですね。
18時過ぎから始まり、19時16分に皆既食になるそうです。

忘れずに、見たいと思っています。

さてさて、この前から母の実家の墓じまいについて書いてきていました。ちなみに墓じまいのことを改葬というそうですね。知りませんでした。

改葬業者さんによると、改葬手順は次のとおりだそうです。

➀関連者で意識合わせをする

➁引っ越し先の霊園、納骨堂を決める

現在の墓地管理者(お寺)へ墓じまいの旨申し出る

改葬申請書を現墓地の市町村へ提出する

改葬許可書の交付を受ける

⑥「魂抜き」の儀式を執り行い、お骨を取り出す

⑦引っ越し先霊園・納骨堂へお骨を納める(魂入れ

⑧現墓石解体、撤去工事をし墓地を返還する

前回のブログで、➁引っ越し先の霊園、納骨堂を決めるの部分に取り掛かりました。
まだ納骨堂の契約はしていませんので、手がけたというところでしょうか。

今日は、その続きを書いていきたいと思います。

長年お世話になったお寺に墓じまいの旨を申し出ました

前述の改葬手順のうち、次の手順となる➂現在の墓地管理者(お寺)へ墓じまいの旨申し出る というところに取り掛かる必要があります。

ネットで調べた情報によると、お寺によっては墓じまいして檀家を抜けられると、お寺の檀家収入が減るためなかなか抜けられない場合がある、ということもあるようです。

とりあえず、お世話になって居るお寺に電話し、墓じまいの相談に伺いたい、と告げました。
先方からは、あっさり「土日祝日以外であれば、いつでもいいですよ」との返答あり、10月のとある月曜日に住職さんと面会することにしました。

母にその話をすると、後日、横浜に住む末叔母も同行したいとのこと。
離婚して旧制を名乗っている末叔母宅には、母方の実家の仏壇を引き取ってもらっています。
母の母が実家を引き払い我が実家に引き取られた時に、「一家に二件分の仏壇を置くわけにはいかない」と父が言ったからです。
ちなみに、今回お世話になっている改葬業者さんによると、そんなことはないそうで、一家にいくつ仏壇があってもいいとのこと。
農家の長男、本家の長である父は、なかなかそこまで頭をやわらかくできなかったのでしょうね。

とまあ、自分の家に実家の仏壇があるので、末の叔母もその責任感からか、同行を申し出てくれたのでした。
しかも、末叔母も独り暮らし。旅行がてら、私と母と一緒に数日過ごすのも悪くないと思ったんだと思います。

そんなこんなで10月の週末に、私は末叔母と二人、新幹線で実家に帰省しました。
翌朝は10時にお寺の住職さんと面会することになっていました。
私の運転で8時過ぎに実家を出て、車で母たちの実家のあった三陸の町に向かいました。
東北の道は、とってもすいています。
途中、トイレ休憩に1回サービスエリアに寄り、順調に9時半くらいにお寺に着きました。

まずは、お墓参りから。この山の傾斜に配置された墓地のほぼ最上部に母の実家のお墓はあります。


百段階段を登ってお墓まで行きます。

階段もこんな傷んでいるんです。いつつまづいても不思議じゃありません。


健脚の母は難なく登り切りましたが、末の叔母は足が悪いため、杖をついて私に手を取られようやく登ることができました。
改めて、もうここまで登るのは限界だよなぁと実感しました。

お墓に着いて、三人で草をむしったり枯葉を履いたりして掃除し、きれいになったお墓にお参りしました。
ここからは、三陸の海が見えます。
母の父、つまり私のおじいちゃんが、亡くなっても海を見れたら、という想いから、この墓地にしたそうなんです。
きっとおじいちゃんもおばあちゃんも、あの東日本大震災で迫りくる津波を見ていたのね・・・

少しの間、三人で感傷に浸っていましたが、住職との面会の時間が迫っています。

転ばないように、末の叔母を支えながら、下まで降り、お寺の事務室まで行きました。

名前を名乗ると、すぐに住職さんが出てきました。若い住職さんです。

あっさりと受け入れていただきました!気になる費用は?

住職さんに事情を説明すると、あっさりと
「承知いたしました。それでは、離檀しますか?それとも、檀家としてはそのまま残りますか?」
と聞かれました。

よくよく聞いてみると、離檀せずそのまま檀家としてお骨だけ他へ移動する、ということもできるそうなのです。
でも、その場合、葬儀や法要などはやはりこちらのお寺に出向かなければならない、ということです。
もともと、こちらまでの移動が難しくて改葬することにしているので、ここは、きっぱり離壇することにしました。

住職さんは快く受け入れてくださり、今後の進め方を教えてくださいました。

その手順は次の通りとのことでした。

《今後の進め方》

◆引っ越し先の納骨堂を契約する。

◆墓じまい(魂抜き)の日取りを決める

◆石材店にお骨上げを依頼する。

◆墓じまい(魂抜き)の儀式
<この日、離壇届提出。住職さんが改葬申請書を記入してくださる>

◆石材店によるお骨上げ

改葬申請書を市役所に提出し、改葬証明書をもらう

とりあえず、墓じまいのネゴは取れました。

ちなみに、この時確認していただいたのでは、こちらのお寺に納められているのは母の父母、兄弟の計4名に加え、胎児だった女児1名、計5名とのこと。でも、お骨は個々ではなくすべて一緒に墓の下に納められているとのこと。改葬申請書は5名分必要になるとのことでした。

そうそう、改葬申請書については事前に市役所に電話で問い合わせ、母宅に郵送で送ってもらっていました。念のため5通もらっていましたが、ピッタリでよかった。

墓じまいの当日に、こちらの改葬申請書をお寺に持参すれば、住職さんが記入してくださるとのこと。

そして、気になる墓じまい、離壇にかかる費用は、こちらのお寺では一律2万円と決まっているそう。

なんと良心的な。

田舎ならではでしょうか。

優しい住職さんに丁重にお礼を言い、私達はお寺をあとにしました。

HOMEALSOK みまもりサポート 

石材店に見積を依頼し、こちらの費用も出ました。

お骨を取り出したり、墓石を撤去したりするのは石材店にお願いすることになります。

以前、件の実家の墓を建立してもらった石材店がお寺のすぐ近くに今も営業しているとのことで、私はこちらにも事前に電話していました。

お墓の場所と持ち主の名前を既に連絡していたので、そろそろ見積りが出ているかな、と思い、その石材店に立ち寄ってみましたが、「外出中」の貼り紙がしてあり誰も出てきません。

電話してみても留守電。

しばらく食事したりして待ちましたが、なかなか帰ってこないので、この日は諦めて帰りました。

数日後、その石材店からお詫びの電話があり、見積結果を尋ねるとまだ出ていないとのこと。
田舎の商売は、本当にのんびりしています。
とりあえず、見積結果が出次第連絡をもらうことにしましたが、その時言われたことが、

「低い下の階の墓石であれば撤去するのに2、30万円で済むのですが、今回は山の上で重機が入らないので、人手で墓石を砕いて運び出すため少し高額になります」

とのことでした。
こちらも、相談していた改葬業者さんからあらかじめ聞いていたので、想定の範囲内です。

百万円くらいかかるのかなあ、、なんて母と予測したりしていました。

後日、連絡来た見積結果は、44万円(税込み)とのこと。

しかも、サービスでお骨をゆうパックで発送してくれるとのこと。
(お骨の発送をしてくれる運送業者は今のところゆうパックのみらしい)

思いのほか安かったので、二つ返事で
「よろしくおねがいします!」とお願いしました。

さあ、だいたいのネゴは取れてきました。

次は、納骨堂の契約です。

これについてはまた後日書いていきたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

テキトー主婦のMollyでした。

*素人の意見ですので、実施の判断はご自分の責任でお願いします。
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