確定拠出年金の出口戦略、悩みますね

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老後資金

こんにちは。テキトー主婦のMollyです。

唐突ですが、皆さんのご主人は退職時期が近づいていませんか?

最近、私の周りでは「もうすぐ夫が退職なんだけど」という話がチラホラ出てきています。

そうすると話題に上がるのが、「確定拠出年金の受取り方をどうするか」問題です。

いま現在も、いくつか相談を受けています。

うちの夫は55歳で現在の制度では60歳定年ですが、以前こんな話もありましたしね(^^;

確定拠出年金の受取り方、いろいろと調べてみました。調べれば調べる程、これ本当に複雑で面倒くさい!

これ、50代の皆さん考えていますか?

今日は、そのことについて書いていきたいと思います。

日本の年金制度と退職金制度

どうも退職金制度は会社によって若干異なるようです。

じゃあ、日本の年金制度含め、退職金制度にはどのようなものがあるのか、ちょっと調べてみました。

まず、日本に住む20~60歳のすべての人が加入している国民年金。これを年金、退職金制度の1階部分というらしいですね。

民間企業で働く人が加入しているのが厚生年金。これを2階部分というそう。

そして、今回話題にしているのが、3階部分と言われている退職金制度の部分なのですが、この中も更に3種類あるのですね。

①退職一時金
➁確定拠出年金(DC)
➂確定給付企業年金(DB)

①の退職一時金は、文字通り退職する時に一括で支払われるもの。

➁の確定拠出年金はDC年金とも言われる拠出は会社が行うけれど、運用は個人で行うもの。こちらは、一括で受け取る年金で受け取る併用で受け取ると選べるようです。

➂の確定給付企業年金はDB年金とも言われ拠出、運用とも会社が行うもの。こちらも、一括で受け取る年金で受け取る併用で受け取ると選べるようです。

企業によって、①のみのところ①と➁のみのところ①と➂のみのところ①➁➂すべてあるところとあるようですが、多分、自分の会社、または自分の旦那様の会社の退職金制度がどれにあたるのかご存じない方も多いのではないでしょうか。

まずは、ご自分の会社、旦那様の会社がどのパターンに当てはまるのか、それを調べるところから始まりますね。

受取り方によって、税金が何倍も違ってくるらしい!

既に退職された方は、どう判断して受給されたのでしょうか?

会社に「こう受取るといいですよ」っていうアドバイザーとかいるのでしょうか?

だったらいいのですが、これ、受取り方によっては、差し引かれる税金の額が何倍も違ってくるらしいのです。

まずは、これら3階部分には退職金所得控除という税金の優遇制度があります。
長年一生懸命働いた末にもらった慰労金の意味もある退職金ですから、あまり税金をひかれちゃうと可哀そうだから、ということのようですね。

この式から出された金額を更に1/2したものが退職所得になります。給与所得などに比べるとだいぶ優遇されていますよね。その退職所得に所得税、住民税がかかることになります。

50代のご主人は、ほぼ20年超えての勤続年数だと思うので、下の方の式になりますね。例えば、大学を出て新卒で就職し60歳まで働くと38年間(端数切り上げ)ですので、その退職所得控除額

800万円+70万円×(38ー20)=2,060万円

になります。つまり、退職金2060万円までは、税金がかからないわけですね。

どうも、ここを最大限に使うのが節税のコツになるようですよ。

マイナビふるさと納税

一番の節税できる受取り方

一括で受取った方が税金上お得

確定拠出年金税金面でいうと、一括で受け取った方お得になるようです。

仮に、➁確定拠出年金年金で受取る場合は、雑所得として取扱われるので、公的年金控除を差し引いた額に税金がかかってしまうからです。→国税庁HP

二つ合わせて一括で受け取ったとしても、退職金所得控除内に納まるようであれば、または少しはみ出すくらいであれば、その方が税金は安くなります。

では、もしも①退職一時金だけで退職金所得控除を使い果たしてしまう場合、➁確定拠出年金の受取をどうしたら一番税金が少なくなるでしょう。

一括受取でも順番と間隔により税金が違ってくる

税金面で一番お得なのは、➁確定拠出年金一括で受取り、その5年後以降に①退職一時金一括で受取る、というパターンのようです。

このパターンだと、①退職一時金についても、➁確定拠出年金についても前述の退職金所得控除がフルで使えるとのこと。この間は、必ず5年以上あけないといけないそう。

でも、①退職一時金より先に➁確定拠出年金を受取れる会社ってそんなにないのではないでしょうか?今後、定年が65歳に延長になることにより、そういうケースも増えていくかもしれませんが、今のところこのパターンは少ないと思います。

今のところ、一番多いパターンは、60歳で①退職一時金を受取るケースだと思われますが、そこでを退職金所得控除を使い切ってしまう場合は、更に拠出をしながら5年以上後に➁確定拠出年金一括で受け取るというのが一番節税のように思います。

この場合、➁確定拠出年金については①退職一時金を受け取った後、拠出し続けた期間分だけ前述の退職金所得控除が使えるとのこと。5年後でしたら

40万円×5年間=200万円

200万円退職金所得控除になりますので、➁確定拠出年金から200万円を引いた額の1/2が課税対象となります。

あー、複雑ですね。

ここは、実際の金額を用いてシミュレーションしてみるのが一番かと思います。

住民税は一律10%、所得税は累進課税で、次の通りです。

この結果と、年金で受け取った場合の税金を比較するとどっちがお得かわかるのですが、今回はその比較は割愛させていただきます。

確定給付企業年金も入ってくると更に複雑

ここに、➂確定給付企業年金も入ってくると更に複雑になりますね。

私は、長生きリスクも考えて、終身でもらえる部分があるならそれは少々課税されるとしても年金で受け取った方がいいのでは、と思っています。

いくつまで生きるのかはわからないですし、人生100年時代とも言われていますしね。

この問題については、個別に計算するしか無さそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

テキトー主婦のMollyでした。

*素人の意見ですので、誤解などあるかもしれません。
*実施の判断はご自分の責任でお願いします。
*本ブログの免責事項をご確認願います。

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