素人が手を出すと手痛い目に合う株式投資という世界
私が投資をするようになってから、かれこれ20年。
そういうと、すごくベテランで知識も豊富で・・・と思うかもしれませんが、どうしてどうして、失敗だらけなのです。
過去には、数々の個別株に投資し、その上がり下がりに一喜一憂する生活をしたこともありました。
そもそも株式投資って、心理戦なんだと思うんです。
いや、本来はちゃんと世界の経済状況を把握して、各企業のファンダメンタルをチェックた上でなければ、株式投資はやっちゃいけないものなのでしょう。
私達が子供の頃は、株式投資なんて、社会の酸いも甘いも嚙分けたおじさんたちが小難しい顔をしてやるものだと思っていましたが、今や、ネット証券で株式投資の敷居はだいぶ低くなっていますし、私のような経済素人の主婦もひょっと手を出せてしまうわけです。
個別株は、ある一社に投資するものですから、どこに投資するかどのタイミングで投資するかによって、資産運用には大きな差が出てしまいます。
そんな経済素人が、株式投資に身を費やしたもんなら、持っている株が上がってくると「今売らなきゃ下がっちゃう!」って思って早めに売ってしまったり、下がってくると本当は損切りした方がいいのに「損失を出したくない」と思って売れずに更に押し目買いしてしまったり・・・。もう、こうなると心理戦です。
いくら相場がよくても、その会社の業績がよくても、何か一つ不祥事が出てしまえばあっという間に株価は急落してしまいます。その会社が何も悪くなくても同業他社で不都合が出ると煽りを受けて一緒に急落することもしばしばです。
そんなこと、投資のプロですら予測は難しいのに、経済素人の私なんぞが予測できるわけないのです。
そんなわけで、素人ではやっぱりどうしても勝率は低くなります。勝率が低くなると、自分の資産は減っていくわけですから後悔することが多くなるのです。
その後悔が、実は自己肯定感を下げていくってこと、私はあると思うんです。「あ~あ、やっちゃった。あの時売らなければ・・・」「あ~あ、やっちゃった。あの時売っておけばよかった・・・」その下がった自己肯定感は投資だけでなく、家庭生活にも影響を及ぼしていくってことになります。
大袈裟なようですが、「私って駄目なママ・・」という下がってしまった自己肯定感は子育てにも、夫婦の関係にも悪影響を及ぼしていきます。
では、とことん経済の勉強をして、株式投資のプロになろうじゃないの!と、そういう方ももちろんいてもいいと思うのです。
でも、私はそうじゃない。そこにばかり時間は割けない。
だとすると。やはり、そこはプロにお任せした方がいいというのが私の結論です。
プロにお任せする投資信託
では、投資をプロにお任せするとはどういうことか。
私は、一周回って辿り着いたのは、優秀な投資信託を長期に渡って買い付けること、ということです。
ここで投資信託とは何か、ということを今一度確認してみましょうか。
投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品です。
~一般社団法人 投資信託協会HPより
つまり、投資のプロが複数の株式や債券の組み合わせを設定し売買して、その運用成果を投資家に分配してくれるんですね。
私達投資家は、購入時手数料や信託報酬などの費用を払う必要がありますが、私はこれらの手数料は、日々の安定した生活維持を考えたら、ほとんど気にならない程度の必要経費だと思っています。もちろん、その費用の妥当性を考慮する必要はありますが。
そうは言っても、構成された商品や相場の状況により、どうしても価格の上下はありますから、あとはそれを時分散で購入していけばいいわけです。時分散、つまり定期的に積立するということです。
そうすると、価格が高い時には少ない口数しか買えませんが、価格が低い時にはたくさんの口数を買うことができます。
これを長期に渡って継続していけば、いつの間にか保有口数は膨大なものになっていきます。
一切の心情をはさまず、機械的にただ淡々と行う。
これが、穏やかな資産運用生活の秘訣だと思います。
投資信託の商品選びが肝
では、投資信託の商品はなんでもいいのでしょうか?
もちろん、なんでもいいわけではありません。日本には約6000もの投資信託があるそうです。その中からどれを選ぶか。そこが肝になりますね。
私の長期分散投資の軸はこちらのインデックスファンドをベースとした投資信託です。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド です。
こちらの商品は、1本のファンドで世界30カ国以上の株式と10カ国以上の債券に分散投資することができます。そして、株式と債券の投資比率は原則として50:50となっており、この資産配分比率は投資のプロが適宜見直しを行ってくれるのです。
つまり、この商品に投資することで、投資家の私達は何も考えなくても、地域分散と株式・債券の分散を実現できるのです。
あとは、こちらを定期積立にすることで時分散を実現できます。相場がいい時も悪い時も淡々と同じ金額を買い付けていく、これを長期的に継続していくとどうなるか。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのこれまでの年換算平均収益率4.63%(2022.3.31現在)を、毎月1万円の定期積立を長期で続けるとどうなるか見てみましょう。
積立期間 | 投資金額 | 利息 | 資産総額 |
5年 | 60万円 | 約7.5万円 | 約67.5万円(約1.04倍) |
10年 | 120万円 | 約30万円 | 約150万円(約1.25倍) |
15年 | 180万円 | 約78万円 | 約258万円(約1.43倍) |
15年継続すると、なんと、自分が投資した金額の約1.5倍弱もの資産になっている、ということです。
この15年という期間、子供が生まれてから高校入学までの期間ですよね。世の学費保険と比較してどうでしょう?もちろん保護者死亡の保険はありませんが、築いた資産額は全然違いますよね。
長期分散投資のチカラってこんなにすごいんです。
もちろん、もっと収益を上げられる投資は世にたくさんあります。でも、私はとにかく安心して穏やかに過ごしたいんです。
よって、私はこの投資信託を軸に、いくつかの他の商品を加えて資産運用しています。ご参考になれば幸いです。
*あくまでも投資の判断と責任はご自分で行ってください。
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