こんにちは。テキトー主婦のMollyです。
先日、仕事帰りに道路のでっぱりに躓いて転んじゃったんです。
日傘差していて強風にあおられたのもあり、肩からすごい勢いで落ちちゃったんです。
その後なんだか痛いなあと思いながら二日ほど過ごしていたんですが、夫の勧めで整形外科を受診してレントゲンを撮ったら、なんと鎖骨にヒビが入っていましたΣ(・□・;)
全治一か月・・・。カルシウム強化しよ・・・
パソコン作業は問題なくできるので、こうやって書いています。
さてさて、先日、お友達グループにNISA講習会を開いた時に、20代のお嬢さんもいらして、資産運用の相談に乗ったことを書きました。
前回は、NISAとiDeCoの口座を開設したことを書きました。
今日は、その商品選びについて書いていきたいと思います。
NISAとiDeCoの違い
もうご存じの方も多いと思うのですが、ここで一旦、NISAとiDeCoの違いをおさらいしてみましょうか。
NISA | iDeCo | |
非課税対象 運用益 | 〇 | 〇 |
非課税対象 掛け金 | × | 〇 |
投資対象商品 | 国内株式、外国株式、投資信託 | 投資信託、定期預金 |
最低掛け金額 | 100円 | 5000円 |
資金の引き出し | いつでも可 | 原則60歳まで引き出し不可 |
NISAとiDeCoの大きな違いは、資金の引き出しの点です。
原則60歳まで引き出せないiDeCoは、文字どおり年金という老後資金作りのために活用し、いつでも引き出し可能なNISAは夢のための資金作りに活用するのがいいかな、と思います。
若い方の資産運用~iDeCo編
NISAだけでいいじゃないか、と思うかもしれませんが、iDeCoは掛け金も非課税(所得税と住民税を払っている人のみ)というメリットもありますので、少々手続きが面倒でも活用した方が断然いいと思うのです。
例えば、今回のお嬢さんの場合、フリーのアーティストですので個人事業主、第一号被保険者です。老後資金は、なにもしなければ国民年金のみになりますので、なおさらはiDeCoやったほうがいい!
その効果を検証してみたいと思います。
その方の年収はお聞きしていなかったのですが、例えば日本人20代後半女性の平均年収328万円だと仮定して、その28歳の女性がiDeCo毎月1万円で65歳まで積立としたら・・・
1年間で24,000円の節税、つまり、年末調整または確定申告で毎年24,000円戻ってきます。これが65歳まで続けば、総額888,000円が戻ってくるということ。
そして、安定した運用である程度の運用益が期待できる投資信託(年利3%見込み)で運用したとして、65歳時にどのくらいの資産に育つかと言うと・・・
積立原資4,440,000円に対して運用益3,680,633円、総資産は8,120,633円、なんと、積立原資の2倍弱にもなるのです。
もし同じ資産運用を非課税口座以外で運用していたら、この運用益3,680,633円に対して約20%の税金が取られるのですよ。その取られちゃう税金が↑の「運用益の節税額 736,127円」です。税金、侮れないですよね。
ちなみに、物価上昇率は年1%程度見ておいた方がいいので、それ以上で運用しないと資産は目減りしていくことになります。
よって、年利1%以上、年利約3%くらいあると物価上昇に勝てることになります。
長期分散投資をまじめにやっていくと、経験上年利約3%というのは割と現実的な数値だと思います。積立はじめての数年間は、株式市場の状況によってはマイナスになってしまうこともあるかもしれませんが、5年10年と積み立てていくと安定的にプラスになってくるものです。以前もこちらのブログで書いています。
さて、20代や30代のお若い方でしたら、積立期間が30年くらいありますので、もう少しリスクを取った運用をしてもいいかもしれません。
例えば、リスクは承知の上で積極的な運用をした(年利5%見込み)場合、運用効果はこんなにも上がります。
積立原資444,000円に対して運用益8,365,014円、
総資産は128,05,014円にもなります。
これを非課税口座以外で運用していたら、この運用益8,365,014円に対して取られちゃう約20%の税金が、上部に書いてある「運用益の節税額 1,673,003円」です。これが節税できるだけでもすごいのですが、さらに運用益が積立原資の倍ほどなのですから、非課税口座で長期分散投資をするメリットをお分かりいただけるかと思います。
さて商品選び
では、どんな商品を選べば年利3%、年利5%を見込めるのか。
それが一番難しいですよね。
例えば、こちらは楽天証券iDeCoの提供商品一覧です。
~出典:楽天証券iDeCo提供商品一覧(2023.4現在)
このようなリストから選ぶといいかと思いますが・・・なかなか難しいですよね汗
楽天証券では、資産タイプを次の10タイプに分類しています。
資産タイプ | 該当する投資信託 |
国内株式 | ある基準で選定された複数の日本国内の株式に投資する投資信託 |
国内債券 | ある基準で選定された複数の日本国内の債券に投資する投資信託 |
国内REIT | ある基準で選定された国内REIT(不動産投資信託)に投資する投資信託 |
外国株式 | ある基準で選定された複数の外国株式に投資する投資信託 |
外国債券 | ある基準で選定された複数の外国債券に投資する投資信託 |
海外REIT | ある基準で選定された外国REIT(不動産投資信託)に投資する投資信託 |
国内外株式 | ある基準で選定された複数の日本国内や外国株式に投資する投資信託 |
コモディティ | 金や銀、プラチナなどの貴金属、原油や天然ガスなどのエネルギー、小麦やトウモロコシ、牛肉などの農畜産物の商品先物市場に投資する投資信託 |
バランス型 | 株式と債券、国内と海外といった複数の資産や市場へバランス良く投資する投資信託 |
ターゲットイヤー型 | 国内外の株式や債券を組み合わせて運用するバランス型投資信託の一種。 最初は積極的運用から始めてターゲット・イヤー(運用の最終目標時)に向けてリスク資産比率を引き下げ、ターゲット・イヤーに達したら安定運用となるような資産配分変更を自動的に行う投資信託 |
あとは、楽天証券iDeCoではみずほの定期預金も選べますね。
上記右側の「該当する投資信託」は私の解釈ですが、だいたい合っていると思います。”ある基準で”を乱発して申し訳ありませんが、投資信託とはそのファンドマネージャーの采配で対象となる商品を複数選んで組み合わせたものだからです。その采配部分が”ある基準”となるわけですね。
リスクを取りたくない人は、定期預金を選んでもいいと思うのですが、ほとんど運用益が出ないのでメリットとしてはかなり小さいです。それでも、掛け金が全額所得控除を受けられるので、その点のメリットはありますね。
定期預金以外で、リスクをあまり取りたくない人は債券タイプを選ぶのもありですが、ここ数年は低金利が続いていますので手数料を加味するとマイナスになっている商品がほとんどですので、私は選びません。
リスクが低いということは、リターンも低いということになりますので、そのあたりのバランスが大切ですね。
年利3%の商品選び
ちなみに、年利3%の運用を見込みたい場合、私なら資産タイプ「バランス型」を選びます。世界の株式、債券をバランスよく組んだ投資信託が「バランス型」です。
同じ「バランス型」の商品でも、そのファンドマネージャーの采配で組むバランスは違ってきますし、見直すタイミングも異なってきます。
楽天証券では「バランス型」として5つの投資信託が用意されていますが、この中からどれを選ぶか、これもまた悩みますよね(^^;
一覧表の中にリターン6カ月、1年、3年とありますが、こちらを参考にするのもいいのですが、iDeCoは長期投資になりますので、このような短期のリターンはあまりあてにならないことが多いと思います。それぞれの商品を開いてみてページ下方にスクロールしますと5年リターンも出ていますので、せめて5年リターンは見た方がいいと思います。
ちなみに、私が長年お世話になっているのは、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドです。
楽天証券が用意している5つの「バランス型」投資信託の中でも、5年間に渡ってプラスのリターンを示しているのは、このセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドだけです。また、5年ファンドスコアも楽天証券で最高の”5”を取得していますね。
こちらの商品は、2007年3月の設定来から16年と言う長い歴史があります。そしてその平均年率リターンは+4.3%(2023年3月31日現在)ですので、長期で積み立てていくと目標の年利3%はおおかた叶う商品だと私としては信頼しています。
年利5%の商品選び
リスクは承知の上で積極的な運用をしたい(年利5%見込み)場合、先ほどの「バランス型」に、もう少しリターンが見込めそうな商品を追加して組み合わせるといいと思います。
例えば、「国内外株式」に属する商品を組み合わせるとか。毎月の掛け金を
「バランス型」:「国内外株式」=1:1 |
で配分すると言う感じです。
若い方は約30年くらい積立期間があり先が長いので、更に「外国株式」の新興国の商品を追加することでよりリターンが期待できるかもしれません。
今回のお嬢さんの設定は、
「バランス型」:「国内外株式」:「外国株式(新興国)=2:2:1 |
の配分だったかな?
これで30年も積み立てていくと、かなり大きな資産になりそうです。
収入が増えたら掛け金を増やしていくことで更に大きな資産形成を
今回のお嬢さんは、第一号被保険者ですので、iDeCo掛け金を月額最大68,000円まで増やすことが出来ます。
掛け金を増やすことにより、更に大きな資産形成が叶いますよね。
ちなみに、最大の掛け金で年利5%でシミュレーションしてみました。
年間163,200円の税金が返ってくるし、65歳時資産総額8700万円超!
ここまであると老後も安泰ですよね。
とはいえ、iDeCoは途中払い出しできませんので、くれぐれも掛け金は生活に支障のない範囲で設定してください(^^;
よくわからないし面倒くさいし・・・と思って諦めていた方も、これを読んで始めてみるきっかけになれば嬉しいです。
今回は、第一号被保険者についてでしたが、会社勤めの第二号被保険者の方もiDeCoを利用することができるので、こちらについてはまた後日書いていきたいと思います。
あ、あと、NISA編も後日書いていきますね。
(注)以上のシミュレーションはいずれも、必ずしも同じような効果を保証するのものではありませんことをご了承ください。実施の判断はあくまでもご自身の責任でお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
テキトー主婦のMollyでした。
*素人の意見ですので、実施の判断はご自分の責任でお願いします。
*本ブログの免責事項をご確認願います。
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