こんにちは。テキトー主婦のMollyです。
先週くらいまで、かなり寒かったですが、今日はちょっと暖かくないですか?
立春も迎えましたし、なんだか”春”を意識するようなそんな一日ですね。
ところで、今日、片付けをしていたら、あるファイルが出てきたんです。2005年10月に、ファイナンシャルプランナーに家計相談した時の資料でした。
今日懐かしくそれを眺めてみて、18年ほど前に想定した我が家と今現在を比較してみてなかなか面白いなあと思ったりしまして、今日はそれについて書いていきたいと思います。
当時退職を考えFPに家計相談してみたんです
2005年秋第二子の妊娠がわかった頃だったでしょうか、新卒以降第一子を出産後も育児勤務制度を利用して働いていた会社を退職しようかと考え始めていたんです。
その心情、事情については、今回はあまり論点ではないので割愛しておきますが、これまで夫婦二人分の収入があったものを夫一人分の収入でやっていけるのかどうか、というのがやっぱり不安でした。
ちょうどその頃、友達がファイナンシャルプランナー(FP)に家計診断をしてもらったという話を聞き、そのFP事務所を紹介してもらい、私の不安を相談してみることにしました。
家計診断を申し込むと程なくして、事前準備として調査票というのが送られてきました。そこには、家族構成、現在の収入、生活費、保険、資産状況などなどを書き上げないといけないのです。
それをなんとか書き上げ送付して、数日後にFP事務所にて面談。
その際に、もらったのがこの「ご提案資料」というファイルでした。
この資料を基に、
・今後教育費がどのくらいかかるのか、その準備の仕方 ・夫に万が一のことがあった場合の公的年金からの給付額と必要生活費との差額 ・いくつかの保険の見直しの提案(そのFP事務所には生命保険募集人登録あり) ・住宅ローン借り換え提案 |
などを約2時間ほど解説していただきました。
そして、最終的には
今回の出産を機に退職しても当面大丈夫そうですが、第二子様が小学校高学年あたりから奥様もパートに出るなど働く必要があるでしょう。
と言ってもらい、見直し前には老後期赤字だったキャッシュフローが見直し後黒字になったのを確認して、だいぶ安心して帰ってきたのを覚えています。確か相談費用は1万円くらいだったと思います。
そして、その後、第二子の出産直前に、私は15年勤めた会社を退職しました。
当時と現在の世界経済の違い
当時といま現在の経済情勢の違いを下の表にまとめてみました。この間、約18年間あります。
2005年10月 | 2023年2月 | |
日経平均株価 | 12,227円74銭 | 27,693円65銭 |
TOPIX | 1372.52 | 1,979.22 |
NYダウ | 10,292ドル31セント | 33,926ドル01セント |
ナスダック | 2090.35 | 12,006.95 |
円相場(1ドル) | 114円55銭 | 132円63銭 |
円相場(1ユーロ) | 139円67銭 | 142円33銭 |
金 | 1g=1,845円 | 1g=8,011円 |
長期金利(10年国債) | 1.515% | 0.500% |
普通預金金利 | 0.001% | 0.001% |
住宅金融公庫基準金利 (全期間固定) |
3.19% | 1.240%~2.633% |
株価なんかは、すごい違いですね。金も約4倍に上昇しているんですね。普通預金金利はずっとほぼ無いに等しいままですね。
この表にはありませんが、株価に対して日本の物価や平均年収はほとんど上がっていないという・・・。
ということは、この間、資産運用をしていた人は着々と資産を増やしていき、預貯金のみの人はほとんど資産が増えないという差が出たのも納得ですね。
当時の見直し内容を確認してみました
FPの相談内容は、学資保険や保険見直し、住宅ローンの借り換えなどがメインだったんですね。
資産運用の提案はほとんど無かったんです。
というのも、相談した2005年時点ではNISAなどの非課税口座(2014年1月開始)というのもまだ無かったですし、税申告不要の特定口座がようやく始まったばかり(2003年1月開始)という時期だったんです。投資とか資産運用というものはまだまだハードルが高かった時代だったんでしょうね。
ところが住宅ローンについては、我が家はすでに最安のもので2009年には払い終わる予定でしたし、改善する必要がなかったんですよね。
ですから、実際にFPから提案された見直し内容は
・私が年間120万円の仕事をする。(2011年から働き出すことになっている) ・生命保険料をちょっと削る。 |
ということでした。
その提案を取り入れた家計見直し前後のキャッシュフローでは、2022年の我が家の家計予測は次のようになっていました。
(単位:万円) | 見直し前予測 | 見直し後予測 | |
手取り年収 | 夫 | 824 | 824 |
妻 | ー | 120 | |
合計 | 824 | 944 | |
支出 | 基本生活費 | 455 | 455 |
その他生活費 | 71 | 71 | |
住宅ローン | ー | ー | |
駐車場 | 16 | 16 | |
生命保険料 | 62 | 49 | |
一時支出 | 120 | 120 | |
教育費 | 264 | 264 | |
帰省旅費ほか | 50 | 50 | |
合計 | 917 | 904 | |
収支 | ー93 | 40 | |
預貯金残高 | 3.0%運用 | 1230 | 2892 |
見直し前後で金額が違うところだけ赤字にしています。
ていうか、私が働き出すことによって収入増えるんですから、預貯金残高増えるの当然ですよね(^^;
それにしてもしかし、主婦が手取り120万円働くって提案、今よく見てみるとパートなら働き損ゾーンですよね?
(実際のところは、2015年から年間70~90万円のパート収入を得ていました。)
今見ると、あんまり役に立っていないような家計見直し相談だなあ、って思ったりもしたんですが、当時、先の見通しが全く見えない状況だったのを、数値化してグラフにして可視化してもらい、ある程度先が見通せるようになり自分の進路を判断できたこと、これこそが家計見直し相談の功績と言っていいですね。
家計見直し後データと実態を比較してみました
さて、2022年の我が家の家計実態がどうなっているかなんですが、思い切って公開してしまいましょう。
2022年の我が家の家計実態
(単位:万円) | 見直し前予測 | 見直し後予測 | 実態 | |
手取り収入 | 夫 | 824 | 824 | 867 |
妻 | ー | 120 | 6 | |
合計 | 824 | 944 | 873 | |
支出 | 基本生活費 | 455 | 455 | 680 |
その他生活費 | 71 | 71 | ー | |
住宅ローン | ー | ー | ー | |
駐車場 | 16 | 16 | ー | |
生命保険料 | 62 | 49 | 26 | |
一時支出 | 120 | 240 | ||
教育費 | 264 | 264 | 270 | |
帰省旅費ほか | 50 | 50 | ー | |
合計 | 917 | 904 | 1216 | |
収支 | ー93 | 40 | ー 343 | |
預貯金残高 | 3.0%運用 | 1230 | 2892 | 4933 |
こうして実態と比較してみると、2022年春から私仕事していないため収入面では見直し後データより少なくなっていますが、夫の収入はほぼ予測よりいくらか多いですね。
基本生活費はちょっと増え過ぎになっていますが、その代わり駐車場代と生命保険料は見直し後データよりだいぶ削れています。
教育費は、見直し後データと同じくらい、FPさんさすがですね。
結局、年間収支はー 343万円と大幅赤字なのですが、
・子供たちの学費はジュニアNISA(預貯金残高)から出すことに数年前に方針変更していた
・一時支出240万円は夫のバイク購入と娘の歯科矯正というこの年限定のもの
ということで、これらを預貯金残高から出費するというのはほぼ想定内なのです。
なので、当時見直した家計と比較しても、現在の収支としてはそれほど想定を外れていないと言っていいかな、と思います。
資産運用のチカラを改めて滅茶苦茶痛感しています
ここで大きく注目していただきたいのは、預貯金残高です。
見直し後データでは2892万円の見通しだったところ、実態は 4933万円!
なんと2000万円以上も多いのです。
しかも、この約18年の間に我が家では
・信用取引でこしらえた借金約1000万円の返済
・マンション住み替えに約1200万円の手出し
合計2200万円以上の支出を経た上での預貯金残高なのです。
当時の見通しよりも、4200万円以上も資産が増えているということです。
これは、収入から毎年想定以上に貯蓄に回せていたというのもありますが、それをただの預貯金に置いていたのではなく、積極的に資産運用にまわしていたというのが何より大きいですね。
「嘘でしょ!?」って思うかもしれませんが、前述の経済情勢の違いの表を見ていただければわかるように、
例えば、2005年に1000万円を日経平均株価に連動したインデックスファンドに預けっぱなしにしているだけで、
この18年間で約2.3倍の2300万円に膨らむということになるわけですから、
もっとリターンの高い例えば米国株のインデックスファンドでもいいですし、世界資産のバランスファンドでもいいですし、そういうものも合わせて、しかも毎月積み立てながら資産運用していたら、この結果も不思議ではないですよね。
事実、我が家では、そのような銘柄も取り入れていました。
そういうわけで、今回約18年前の家計見直し相談のファイルを眺めて見て、改めて、資産運用のチカラというものを滅茶苦茶痛感しました。
こちらがその間の我が家の資産運用の変遷を書いたものです。↓
この中にも書いているように、結局は長期分散投資に勝るものはない、という結論を持っています。
NISAやiDeCoなど非課税口座ができたことも、大きな一因ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
テキトー主婦のMollyでした。
*素人の意見ですので、実施の判断はご自分の責任でお願いします。
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