私の周りでも、資産運用を始めようという気持ちがだんだん高まってくると、次にこのような疑問を持つようです。
「じゃあ投資信託から始めてみようかな。NISAがいいのはわかった!じゃあ、一般のNISAとつみたてNISAどっちがいいの?」
「うーん、やはりどの金融機関に口座開設するのか悩んじゃう」
「やはり、どういう指針で投資信託を選べばいいのかわからない」
大枠ではだいたいわかったんだけど、その詳細に入っていくと悩んでいくの、よくわかります。私も勿論そうでしたから。
今日は、そのあたりについて
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- 一般のNISよりつみたてNISAを選んだ方がいい理由
- 金融機関の選び方
- 積立銘柄の選択の指針
を、資産運用歴20年ほど、いくつかの投資を経験しかなり大きな失敗もした50代主婦Molly【現在資産運用の含み益1180万円(2022年4月末現在)】が、一周回って辿り着いた自分なりの意見をお話したいと思います。
*素人の意見ですので、投資の判断と責任はご自分でお願いします。
*本ブログの免責事項をご確認願います。
一般NISAよりつみたてNISAを選んだ方がいい理由
個人投資家向けの少額投資非課税制度NISAについては、聞いたことあるけどよくわからない、という人もいると思います。
NISAとはNippon Individual Savings Accountの略とのことなので、日本の個人貯蓄口座といったところでしょうか。
通常の資産運用には運用益に対し、税率20.315%(所得税および復興特別所得税15.315%+地方税5%)の税金がかかりますが、NISA口座を利用して投資することで、非課税枠内で購入した金融商品から得た収益が非課税となります。
このことがどのくらスゴイことかというのは、以前にこちらで書いています。
NISAには、現在「一般NISA」「つみたてNISA」と「ジュニアNISA」がありますが、20歳未満対象の「ジュニアNISA」については、2023年末で終了とのことで、ひとまず今回は「一般NISA」と「つみたてNISA」について比較してみます。
一般NISA | つみたてNISA | |
非課税保有期間 | 5年間 | 20年間 |
年間非課税枠 | 120万円 | 40万円 |
投資可能商品 | 上場株式、ETF、 公募株式投信、REITなど |
長期、積立、 分散投資に適した投資信託 |
買付方法 | 通常の買付、積立 | 積立買付 |
ちなみに、払出しは両者とも制限なしでいつでもできます。が、払出し申込をしてから概ね3営業日たたないと指定口座に振り込まれません。急を要する出費には使えないということになりますね。
長期分散投資により安定した資産運用をしたい私は、つみたてNISA で運用しています。年間40万円投資できますから、ひと月あたり33,333円まで積立ということになります。それが20年に渡って継続できるので、最大800万円の資産運用が、文字通り長期投資で非課税枠で可能となります。
また、上表からもわかるように一般NISAとつみたてNISAでは選べる商品が異なりますが、なにより、つみたてNISAは「長期、積立、分散投資に適している」と金融庁が認めた投資信託のみ対象になっています。詳しくはこちら→つみたてNISAについて(金融庁)
ですから、つみたてNISAで運用する限り、そんなに恐れることは無いと思っています。
ただ、あくまでも「長期」投資を目指しているため、短期的に見たら一時的にマイナスになることも無いとは言えません。少なくとも数か月後、一年後使う予定のお金は入れない方がいいということです。
以前聞いた知り合いの話ですが、開始してすぐにマイナスになった投資信託を見て慌てて解約してしまい数万円ほどの損失を出してしまったという人がいました。定期預金しかしたことが無い場合、マイナスになると驚いてしまうかもしれませんが、ここで止めてしまうと「やっぱり投資はこわいものだ」で終わってしまいます。短期で考えず、ここは長期的に見る覚悟を持ってじっと我慢。
長期投資については、以前こんなことを書いています。
私の感覚では、5年は見た方がいいと思っています。
金融機関の選び方
前述したように、どの金融機関のつみたてNISAのラインナップも、「長期、積立、分散投資に適している」と金融庁が認めた投資信託のみ対象となっているということですので、そこの金融機関にしてもベターだと思うのですが、できるだけ得をしたいのが人間の心情ですよね。
投資をしたことが無い人でも身近なゆうちょ銀行でも取り扱っていますのでそちらから始めてみるのも手ですね。今回は、私の持っている口座の紹介をしたいと思います。
購入手数料 | 取扱銘柄数 | 積立クレカ | クレカ積立獲得ポイント | |
楽天証券 | 0円 | 181 | 楽天カード | 楽天ポイント(1%) |
SBI証券 | 0円 | 177 | 三井住友カード | Vポイント(0.5~2%) 他 |
マネックス証券 | 0円 | 152 | マネックスカード | マネックスポイント 月中の平均保有残高の0.08%または0.03%(銘柄によって異なる) |
セゾン投信 | 0円 | 3 | ー | ー |
(2022年5月調査時点)
取扱銘柄で選ぶのがベストなのしょうが、その銘柄選びも悩むものです。そこで挫折してしまった人を何人も見ているので、私は「ベストではないかもしれないがベターで始める」派です。
例えば、その家庭で、どのカード、どのポイントをメインに貯めているかで選んでもいいと思います。
我が家は、生活まるっと楽天グループにしているので、ここは楽天証券と言いたいところですが、つみたてNISAが始まるずっと前にSBI証券で一般NISAを始めていたので、現在はSBI証券、三井住友カードの組み合わせでつみたてNISAをしています。つみたてNISA口座は変更することもできるのですが、今のところSBI証券で満足しているのでこのままいくつもりです。
それぞれの口座開設はこちら→ 楽天証券、SBI証券、マネックス証券、セゾン投信
積立銘柄の選択の指針
さて、ではどの投資信託銘柄を選ぶか、ということですが、そのあたりはどのくらいの年数を見据えて長期投資するかによると思います。20年先という長期的な時期を見込んでいるのならある程度リスクを取ってリターンを目指せるでしょうし、5年先という時期であれば、あまりリスクはとれませんので堅実なものを選ぶ必要があります。
そのあたり色々考え方はありますが、私はまず最初の一本は、安定志向でバランス型がいいのではないかと思います。そして、感覚がわかってきたらほかの投資信託を追加して非課税枠内の配分を取っていけばいいと思います。
バランス型投資信託とは、国内外の株式、債券、リート(REIT)などの複数の投資対象に、分散して投資する投資信託です。
地域分散、株や債券、REITなどの投資対象の分散ができます。株や債券、REITのどれかが下落しても他のどれかは持ち直してくれることが多いので、その投資信託としての値下がりリスクは抑えられます。
各金融機関のつみたてNISAのラインナップを見ると、「〇〇バランス」という名の投資信託がいくつかあると思うので、その中から何がどのくらいの配分で組まれているかを確認の上、選択するといいと思います。
それでも悩んでしまって大変な人は、私の例を紹介します。私は、まずはセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドから始めました。
こちらの商品は、1本のファンドで世界30カ国以上の株式と10カ国以上の債券に分散投資することができます。そして、株式と債券の投資比率は原則として50:50となっており、この資産配分比率は投資のプロが適宜見直しを行ってくれるのです。
つまり、この商品に投資することで、投資家の私達は何も考えなくても、地域分散と株式・債券の分散を実現できるのです。
2022年もR&Iファンド大賞で、”投資信託 バランス型(標準)優秀ファンド賞”を受賞しています。
運用利回りもまずまずです。
◆2007年3月15日設定来15年間のの年換算平均収益率4.63%(2022.3.31現在)
◆過去5年間の平均的利回り8.91%(2022.5.26現在)
◆直近の利回り3.25%(2022.5.26現在)
*今後もこの利回りを保証するものではありません。
こちらは、楽天証券、SBI証券、ゆうちょ銀行でも取り扱っているようです。
もっと収益を上げられる投資信託はほかにもあると思いますし、もっと安全なものもほかにあるかもしれません。でも、ベストではないかもしれませんが十分ベターではあると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます(^^)で
テキトー主婦のMollyでした。
*素人の意見ですので、投資の判断と責任はご自分で行ってください。
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